冬も本格化し、厳しい寒さとなってきましたね。
ライフセーバーの皆さん、その他スポーツ愛好家の皆さんは
寒波の中でも一生懸命トレーニングに励んでることと思います。
ライフセーバーはもちろん、その他の夏が本格的なシーズンであるスポーツにとって
冬はじっくり基礎体力を作る時期なのではないでしょうか。
そんな、辛く長い冬のトレーニングの効率やモチベーションを少しでも高めるために
自分も行なっていることからヒントにつながればと思い今日の記事を書かせてもらいます。
■そもそもトレーニングの指標は何なのか
トレーニングの負荷(=どれだけやったかの指標)は、運動強度×運動時間(反復回数) で決まります。
運動強度は、持久的なトレーニングでいえば心拍数。
筋力トレーニングならば重量といえば分かりやすいでしょうか。
ライフセービング競技は有酸素的な運動が多いので、持久的な部分で考えてみたいと多います。

■”やった感”、”頑張った感”で満足してないか
何キロ走った、何分泳いだ、何キロ挙がった。だけで満足してませんか?
それだけでは、なんとなくトレーニングしてなんとなく疲れて終えているだけに過ぎません。
どんな強度のトレーニングを何分、何回反復したのか。
そこまで考えないとトレーニングの効果は計算できません。
むしろ僕は、それらを考えていないトレーニングはトレーニングと思えません。単なる疲労感です。
もちろん、キツイことをした達成感や爽快感を目的にスポーツするのもひとつの目的ですが
ここではあくまで競技スポーツとしてのトレーニングのことを言っています。
■どうやって心拍数を測定するのか
インターバル、セットごとに頸動脈や橈骨動脈(手首のところ)に指をおいて測ることもできますが
運動中の心拍数は測ることができません。
現在は、いわゆるスポーツウォッチ、フィットネスウォッチ、活動量計付き時計など
心拍数を測ることができるウェアラブルウォッチがたくさん存在するので、それらを使うのが一番正確です。
色々なメーカーのものがある中でも、フィットネス用ではなく本格的なスポーツ用の
GPS機能も付属したものをオススメします。
運動中の速度や距離なども測れるため、トレーニング負荷以外の記録もしやすいからです。

■僕のおすすめはSUUNTO !!
僕がサポートを受けているSUUNTO(スント)というメーカーのスポーツウォッチがあります。
プロ仕様からフィットネス用まで沢山のラインナップがあり、GPS機能付きのもほとんどです。
速度、距離、ケイデンス(ピッチ)、標高なども記録できるので
あらゆる面からトレーニング結果をまとめることができます。
スマホのアプリやPC上でデータをわかりやすく閲覧できるので
トレーニングを振り返りやすいのも理由のひとつです。

■トレーニング負荷の理解・記録はモチベーションにも繋がる
普段からこれらを計測していると、トレーニングの成果や自身の成長が数字で見えるようになってきます。
心拍数でいえば、高い心拍数を長く維持できるようになったり
以前と同じ速度を出していても低い心拍数を維持できるようになること等に気づけます。
数字で客観的に、成長がハッキリと見えてくるんです。
主観だけで自分の成長を感じるよりは遥かに正確で、目標設定もしやすくなるかと思います。

心拍トレーニングについて少しは理解いただけたでしょうか。
慣れるには時間がかかりますが、なんとなくトレーニングするよりも、断然トレーニング効率が上がります。
心拍計を使った具体的なトレーニングの組み方は、今後の記事で書かせていただきますのでお楽しみに!
ライフセーバー
西山俊
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