早起き習慣で感じた、自己責任の国オーストラリア

オーストラリアでのシーズン中は毎日4時起き。

シーズン中の一日は基本、プールで泳ぐことから始まる。

皆仕事や学校の前にトレーニングをするので、朝5時〜7時に泳ぐというのが普通で、そのためには毎朝4に起きてトレーニングの支度をしないといけない。

毎朝真っ暗な時間から1日が始まり、プールに到着してもまだ暗い。トレーニングが30分を過ぎて、メインセットに入る頃に明るくなってくる。

これが、オーストラリアのライフセーバーのトレーニングの当たり前のスタイルだ。僕の知っている限りどこのクラブでも、似たような時間帯で動いている。

良い意味で選手の自己責任スタイル

強く・速くなるためとはいえ、みんな早起きは好きじゃない。

朝が早くて辛くても、ここに来る人たちはそれぞれが目標を持ってそれを達成するためにプールまで足を運んでいるが、毎日4時起きはとても大変なことには変わりない。

そのためには前夜早く寝なければいけないし、当然遊ぶ時間もない。

これはすごい海外だなぁと思うんだが、全く悪びれた顔もせず遅刻して来るものもいるし、明らかにやる気が起きていないもの、寝起きで不機嫌な人もいるし、トレーニング自体をサボる人も当然たくさんいる。

それでも、コーチやチームメイトは特に何も追求しない。やる気のある選手をプッシュすることはあるけれど、そうでない者を無理やりすくい上げることはあまりしない。

どれだけ眠くて疲れていても、トレーニングに来るのか来ないのか、頑張るのか頑張らないかは基本的には自分次第なのだ。(もちろん、必要な時はコーチが見極めて引き上げたりもする。たまにね。)

そこに甘えてしまうと成長は見込めないし、結果にも繋がらない。オーストラリアに限らないとは思うが、海外での生活は基本的に自己責任なのだ。

だからなのか、高校生以降も続けているような選手は自己管理がすごくうまい。自分が自ら辛いことをする意味や目的を理解しているからだと思う。

一方で、日本の部活動や体育会の風習のように、トレーニングやその他生活も矯正・強制するようなスタイルでは、大人になっても自己管理できていない選手が多くいるような印象がある。

集団で動き過ぎていると、何のために、なぜやっているのかを、自分自身に落とし込みづらいんだろう。

僕はもうオーストラリアのスタイルに慣れてしまって、そのおかげで現在もプロアスリートとして、自分で自分を管理しながら競技生活を続けていられているのも実感している。

ただ逆に、皆と同じことをすることだったり、何かを人から強制されることへのストレス耐性が少しずつ無くなってきている(笑)これはこれで、デメリット?でもある。

そんな早起きは今日で終わり!

ともかく、実は今日が全豪選手権前最後のスイムトレーニングだった。早起きするのも最後!というわけだ。

僕は今回の遠征は1週間しかトレーニング期間が無かったのでそこまで実感はないが、全豪選手権が終われば約6週間のオフシーズンが始まるのでクラブメンバーは皆、シーズンが始まってから8ヶ月ほど続いたこの早起きの呪縛から少しの間逃れられることを幸せに感じているようだ(笑)

全豪選手権が終わってからすぐに日本のシーズンが始まるので、僕にオフシーズンは無いが、明日からの全豪選手権、自分自身のために精一杯戦ってこようと思う。

正直、1週間の事前滞在では全然こちらの海のコンディションに対応しきれていない。

それでも2年ぶりの大会でどこまで戦えるのか、現状をしっかり確認できるように全力を尽くす。

 

ライフセーバー

西山俊

 

この記事を見た人が、少しでもライフセービングについて理解を深めてもらえたら幸いです!
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