全豪選手権(オージーズ)について
ゼンゴーゼンゴー、と多くの日本人ライフセーバーが言うけれど、
こちらでは”オージーズ(Aussies)”という呼び名で通っている。
オーストラリア人のことを”オージー”と呼ぶので、つまりオーストラリア人の大会、ということだ。
基本はオーストラリア人しか出場しない大会なのだけども、実質世界最高峰の大会である。

毎年だいたい、3月末〜4月中旬ごろにかけて行われ、
オーストラリア全土から約8000人以上のライフセーバーが出場する。
全日本選手権が約1200人、世界選手権が約4000人と考えると、その規模を聞くだけでも大会の凄さがわかるだろう。
世界選手権では、各種目には各国から2名ずつしか出場できないため、どれだけ速い・強い国でも選手は2人しかいない。
だから意外と、世界選手権で決勝進出や入賞ってのは出来ちゃったりするものだ(語弊があるかもしれないが現実)。
しかし全豪選手権では、それと同等のレベルの選手が何百人もいるイメージだ。
想像するだけでも恐ろしい。
オリンピックよりも、サッカーでいえばセリアA、バスケットでいえばNBAのほうがヤバイ選手がゾロゾロいるぞ、みたいな感じ。
まさに全豪選手権は、世界最高レベルの大会だと断言していい。
全豪選手権における僕の目標
僕はその舞台で、アイアンマン(オーシャンマン)種目で決勝に残ることを人生の最大の目標のひとつに置いている。
出場者の規模から、決勝に残るまでには4回か5回ほどレースを勝ち残らなければならない。
しかし僕は今まで、1度しか勝ち上がったことがない。
挑戦するたびにいつも、悔しい想いしか残らない。

でも、想い続けて努力し続ければ絶対達成できる目標だと思っている。
多くの人は無理だと思っているけど、いつでも僕は本気でできると思って立ち向かっている。
オーストラリアに1人で、毎年遠征することがどれだけ大変でも、挑み続けている。
今年で全豪選手権への挑戦は6回目。
今までにない成長やステップを感じられるように、やるしかない。。。
ライフセーバー
西山俊
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