ライフセービングの世界選手権!?
あまり知られていないが、ライフセービングスポーツは2年に1度、世界選手権が行われている。
Lifesaving World Championships。
略してLWC。
今年は2018年なので、LWC2018だ。

世界から約50カ国。4000人以上のライフセーバーが集まり競技する、世界最高峰の大会だ。
そんなに多くの国にライフセービングスポーツがあるのか、と驚くばかりだけど、
日本はその中でも、前大会では総合8位という
好成績を残している国のひとつというのも、あまり知られていない事実である。

世界各国で行われるライフセービングスポーツ最高峰の大会
世界選手権というくらいだから、この大会は世界中で行われている。
僕が今まで出場しただけでも
■エジプト(2010年)■オーストラリア(2012年)■フランス(2014年)■オランダ(2016年)
と、様々な国で行われている。
大会会場や運営方法など、その国ごとの特徴が現れるのがひとつの楽しみなのだが
特に初めての出場でエジプトというのは衝撃的だった。(笑)
地中海でライフセービングスポーツをする事なんて、今後も一生無いと思う。

そして今年2018年は・・・オーストラリア。
ライフセービングが最も発展しており、僕が一番大好きな海外の国だ。


世界選手権では何を競い合うのか
でライフセービングスポーツは大きくプール競技とオーシャン競技に分けられると説明したが、
この大会ではどちらの種目も行う。
プールとオーシャンで計20種目以上の競技を行い、各種目のポイント合計しその合計で
世界最強の国を決める大会だ。


しかも出場人数の制限は男女各6人。
この限られた人数の中で、全ての種目を満遍なく上位入賞しないと、総合順位は上がらない。
秀でた個人がいるだけでなく、どういうバランスで選手を采配するかなど、
選手の選考するところから、国の戦略がとても重要になるのだ。
選手選考の厳しさ、そして難しさ。。。
こういった理由から、選手の選考はとても難しい。
何かひとつ飛び抜けていて、例えば個人種目で優勝できる種目があったとしても
総合ポイントの事を考えるとその人が選考されるとは限らない。
あくまでチーム全体の、6人のバランスが重要なのだ。
チームの方針や作戦も、その時の監督をはじめとした選考委員会の意向次第。
何が理由で選ばれるのかも、何が理由で落とされるのかもハッキリとしたものは分からない。
僕も毎回、選考の時期はソワソワしてたまらない。

しかし今回の世界選手権。
僕は日本代表選手として無事選出され、世界と戦うチケットは手に入れた。
あとはそこで最高のパフォーマンスを出すのみだ。

世界選手権に向けての歩みも、不定期だがこのブログで残していければと思う。
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